自分の心をちゃんと自分の言葉にするのがきっと苦手なんだ。深く辛抱強く考えずにもうこれでいいやと投げやりになってしまうからいつからか分からないことだらけになってしまった気がする。自分で自分を待たなかったのに、ある時それを待ってくれる人がふと現れた。話があると自分から呼び出しといてうまく言語化できずに途切れ途切れにすごく時間をかけて話しているのに、話が終わるまでその人はただひたすら待ってくれる。何でこんな奴にこの人は時間を割いてくれるんだろう。何かをどうにかして返したいと思ってまた苦しくなることがあった。どうしたらその人に喜んでもらえるか考えたときに、自分なら何をその人にしてもらったら嬉しいかを考えたら特別なことは思い浮かばなくて目の前で楽しそうにしててくれたらそれで十分だなと思って。そしたら、あー向こうもそうなのかもしれないな。というか普段からそれは言葉にされてたなと思い出した。そんな簡単なことで人が嬉しいと思うことを、自分が嬉しいと思うことをずっと忘れていた。苦しいときに救いを求めたくなる。それは自分の手元には無くて運良く見つけるしかないと思ってしまうけど本当はもう手の中にあるんだ。ただ近すぎてそれに気づかないだけで。自分を楽にするものはいつだって既に自分の手元にあるはず。落ち着いて、諦めないで。死にたくなるほど苦しんでる人たち、それでも死なないのは既に救いを手にしてるから、それに気づいてないだけ。